6月の新刊

6月の新刊・新入荷品をご紹介♪

ミュルサン 「帆」op.98
(ハープソロ)
フローレ出版

フランス芸術アカデミーからブーランジェ賞を授与されたフランスの女流作曲家フロランティーヌ・ミュルサンの新作。船の帆が風にざわめき、海の音と混ざり合う様を描く。

リスト「巡礼の年第3年」(改訂版)
(ピアノソロ)
ヘンレ原典版

1830年代に発表された、第1年、第2年はスイスとイタリアを旅行した際の印象を扱っているが、1883年に発表された第3年は、より精神的な旅を反映、1865年にローマで聖職者となって以降のリストの生活状況の変化を表現している。ピーター・ヨスト校訂、セドリック・ティベルギアン運指による改訂版。

モーツァルト「レクイエム」(ミヒャエルオストシガ補筆完成版)
(ヴォーカルスコア)
ベーレンライター原典版

オストシガはケルン大学を拠点に、特に合唱作品で才能を発揮している作曲家兼指揮者。ジュスマイヤー版、アイプラー版も参照しながら補筆完成させたオストシガ版の新しいレクイムは世界各地の音楽祭等で演奏され好評を博している。
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ヘンデル「聖セシリアの日のための頌歌」
(ヴォーカルスコア)
ベーレンライター原典版

1736年「アレクサンダーの饗宴」に続いて、1739年に作曲され、初演では2曲組みで演奏された。Hallischen Händel-Ausgabe(ハレ・新ヘンデル全集)に基づく原典版。
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グルック「歌劇オーリードのイフィジェニー」
(ヴォーカルスコア)
ベーレンライター原典版

フランス語による3幕のオペラ。1774年にパリ・オペラ座で初演され大成功を収めた。当時、支配人が劇場前に警備員の配置を検討したほどの盛況ぶりだったという。

グルック「歌劇トーリードのイフィジェニー(1781年ウィーン版)」
(ヴォーカルスコア)
ベーレンライター原典版

1779年にパリ・オペラ座で大成功を収めた後、ウィーン・ブルク劇場のために改変、1781年に初演された。

ハイドン「交響曲 第69番 ハ長調 ラウドン」
(大型スコア)
ベーレンライター原典版

「ラウドン」は18世紀に起こった7年戦争で活躍し、当時市民に大人気だった将軍の名前。この69番目の交響曲のことに触れている数少ない手紙のひとつに、出版社がタイトルをラウドン将軍にちなんでつけたいと提案し、ハイドンがそれを支持したことが記されている。双方がこの名前によって販売が成功することを大いに期待していたという。
ヘンレ・ハイドン全集に基づく原典版。