ヘンレ原典版 春の新刊

イザイ 「悲劇的な詩 op.12」とその他作品集
(ヴァイオリンとピアノ)

天才ヴァイオリニスト、イザイは優れた作曲家でもあった。無伴奏ソナタの次に有名な「悲劇的な詩」とその他、ヴァイオリン作品集。

<収録曲>
・Extase op. 21
・Légende norvégienne
・Lointain passé op. 11
・Mazurken op. 10
・Poème élégiaque op. 12
・Rêve d’enfant op. 14

エルガー 夜の歌・朝の歌
(チェロとピアノ)

夜の歌は1897年10月作曲、朝の歌がNovello社に送られたのは1年半後の1899年だが、エルガーはNovello社に送った書状で「草稿を見れば最初から2つの曲をペアとして考えていたことは明らかだ」と述べている。

ブラームス 弦楽五重奏 第1番
(演奏パート譜)

「美しい調べ、幸福感、シンプルでありながら素晴らしく巧みに作られている」
親友テオドール・ビルロートが絶賛したといわれる作品。1882年春に作曲、秋までに試演・改訂を繰り返し完成した。

小型スコアも同時刊行

ダヴィッド 小協奏曲 op.4 
(トロンボーンとピアノ)

ゲヴァントハウス管弦楽団で数十年に渡りコンサートマスターを務めたヴァイオリンの名手ダヴィッド。優れた作曲家でもあったが、残念ながらこの曲を除いてはほとんど忘れられている。

R.シュトラウス ピアノ四重奏 op.13
(演奏パート譜)

チェロソナタやヴァイオリンソナタと並び、若きシュトラウスの重要な作品の一つで、明らかにブラームスのピアノ四重奏に影響を受けたと思われる。当初は非常に成功し、1886年初めに賞も受け、すぐに出版も開始されたが、残念ながら後に忘れ去られていた。

シューマン リーダークライス op.39 1842年&1850年版 中声用
(歌とピアノ)

既存の高声用(原調)に加えて、中声用、低声用が刊行。
アイヒェンドルフの詩による全12曲からなる歌曲。1842年の初版の第1曲目を、1850年に別の曲に置き換えた。ここでは両方が収録されている。

シューマン リーダークライス op.39 1842年&1850年版 低声用
(歌とピアノ)

既存の高声用(原調)に加えて、中声用、低声用が刊行。
アイヒェンドルフの詩による全12曲からなる歌曲。1842年の初版の第1曲目を、1850年に別の曲に置き換えた。ここでは両方が収録されている。

R.シュトラウス 4つの歌 op.27
(歌とピアノ)

シュトラウスが人気オペラ歌手の妻・パウリーネに作った曲の中でも、op.27は結婚式のプレゼントとして贈った作品として特別。タイトルには「1894年9月10日 私の愛しいパウリーネへ 」と書かれている。